サーバー

3つの理由でオススメします!AWSのVPSサービスLigthsailで構築したサーバー

当サイトのサーバーもLigthsailで作成したサーバー(インスタンス)です。
当初はあまりお勧めできないなと思っていたのですが、現在(2020年9月)は、かなりお奨めできるサービスです。

一番手軽に構築できる!

まず、AWSサービスは徐々に日本語化されてきていますが、それでも手を出すには大変難しい設定が必要になるイメージですよね。
実際そうなのです。WEBサーバー構築ならEC2というサービスから作るのですがなんだかよくわかりません(;’∀’)

そうこう言っているうちに、よくわからないから少し多めのスペックでドン!
ってやると作れるには作れますが、月末の請求額を見てびっくり!なんてこともしばしば。
EC2は本家クラウドサービスといえるサービスですから常設で24h365days稼働するようなWEBサービスには向いていません。
Webサービスでも、コンサートチケット販売のような、一瞬、一時的に負荷がかかることがあらかじめ分かっているような、そんなコンテンツになら向いています。
瞬間的にリソースを上げて、終わったら最小構成でとりあえず動いていますという感じにするのであれば必要な時だけリソースを上げればいいので向いています。
当サイトのようにいつもまんべんなくアクセスがあって、ピークというものが基本的には存在しないような常設のコンテンツの場合はむしろコスト高になります。

また、GMOで、VPSを契約すると、契約情報がこちらに回ってきて、実際にPleskへログインして処理を始めるまでに、申し込みフォームの記載から完了・パスワード情報の送付まで大体1時間程度かかります。
Lightsailなら、パスワード情報が与えられるところまで大体5分程度です。
もちろんそこから構築が始まりますがそれはGMOも同じです。
なので、思いついたらすぐサーバー構築ということが可能です。
そして、解約も簡単でインスタンス削除で終了です。
GMOもそれほど難しいわけではありませんがGMOアカウントからログインして契約の削除を行い確認メールが送られてくるという流れで、少しAWSよりもサーバー契約の解除には時間がかかります。

今まではGMOのVPSサービスがお得だったんですが。。。

当方は、Pleskのヘビーユーザです。
かれこれ20年近くのお付き合いをしている関係もあって、WEB、メールサーバーにはPlesk必携です。
今まではGMOクラウドのVPSサービスならPleskを安価に導入できたのですが、いまは、Plesk米国本体で、直接販売を始めたことと、今まではGMOでライセンスを導入すればかなり安価に導入できたのですがその価格も本体で購入してもほとんど変わらない価格になりました。

マシンスペックの変更ができる!

Lightsailでいよいよ可能になったのがこのマシンスペックの変更です。
スタートの段階では一番小さなスペックでいいんだけど、人気が出てきてアクセスが増えたらすぐリソースが足りなくなる。。。
だから最初から大きい契約をしているんだけど、人気が出るまでに時間がかかってしまって、そこまでに使ったサーバー利用料が大きくて回収するのが大変だ。。。
これが今までのサーバー契約です。GMOでも同じでした。

この度Lightsailでは、このスペックアップについて容易にできるようになりました。ビックリするくらい簡単です。

GMOでは上位プランへの契約(サーバー)移行ができない!!!

GMO最大のメリットであったコスパについて、AWSと遜色なくなった状態になっても、まだGMOを使っていた理由がありました。
それは、AWS Lightsailに変えてもGMO以上のメリットが見いだせないところです。
価格もほぼ同じ程度、何か特別大きなメリットがあるわけでもないとなると、使い慣れたGMOのユーザパネルの方がいいですし、GMO社は日本の企業ですから、問い合わせも堂々と日本語で問い合わせができます。
なので、今まではずっとGMOを使っていました。
が、ここで、AWSと、GMOで大きな違いが出てきました。
それは、Lightsailのインスタンス(構築されたサーバーのこと)は、スナップショットを撮って、そのスナップショットを新しいインスタンスで復元という復元が可能になりました。
新しいインスタンスを作る際に今までより上位のプランを選択することで復元するサーバーはスペックが上がったサーバーとなります。
もう少しわかりやすく言えば、メモリが多いプランへと容易に変更、移動ができるようになりました。中身を一切変更せずにです。
AWSサービスのIPアドレスは、固定IPアドレスを契約して利用する形になりますので、古いインスタンスから新しいインスタンスへ同じIPを付け替えることができますから、上位スペックのインスタンスへスナップショットを復元し、固定IPも移動してしまえば、いとも簡単にスペックアップしたサーバーへと切り替えることができます。
GMOではプラン変更はできませんので仮にやるとしたら上位プランのVPSを契約し、Pleskのマイグレーションサービスを利用してドメインコンテンツの移動、IPの切り替えをDNSで行って反映させて上位プランへのサーバー移動が完了します。
1ドメインあたりで見てもそれなりにコンテンツが詰まっていれば半日~1日程度かかってしまいますし、IPの切り替えという、SEO的には面白くない作業を強制的にやらなければいけなかったのです。

しかし、Lightsailで、スナップショットからの復元が可能になってしまうと、いとも簡単にマシンスペックを上げ、そのほかの変更点を無しで復元できる、また、スナップショット取得から新しいインスタンスへの復元についても100GB程度なら30分程度でできます。
ダウンタイムも極限まで低く行うことができます。

IPアドレスが使いまわせる&追加できる!

こちらもGMOのVPSサービスでは実現していない機能です。
AWSで作ったインスタンスは、基本的には変動するIPアドレスが当初は付帯します。
もちろんこれではWEBサイトのような固定的なIPを必要とするようなコンテンツ構築が難しいのですが、AWSは1個目のIPについては固定IPを無償で付与してくれます。
ようはどこにでもあるVPSサービスと同じです。
が、大きなのはその付与してもらった固定IPというのはインスタンスに紐づくのではなくアカウントに紐づいています。
だから、その契約しているIPは、自身で手放す手続きをしない限りいつまででも同じIPを使うことができます。
先ほどの、インスタンスを大きなスペックに変更したものの上でスナップショットを復元したものについて、古い方のインスタンスから固定IPを引き上げて、新しいインスタンスに付与することで容易に同じIPで上位スペックのマシンへと変更できます。DNSをいじる必要は一切ないのです。(Pleskの場合IPプールの設定を多少変更する必要はあります。)

これはGMOのみならず、さくらインターネットでも実現していないものなので大変重宝します。

GMOクラウドサービスなら同じ対応は可能ですが。。。

IPアドレスについても、スペックアップについてもGMOもさくらもクラウドサービスなら対応可能です。
が、VPSサービスというサービスレベルで実現しているのはAWSだけなのです。
GMOのVPSサービスもVPSサービスのサーバーをクラウドサービスに吸い上げてスペックを上げることは可能です。
が、クラウドサービスはVPSサービスレベルより割高になります。
AWSは、VPSサービスレベルで実現していますから、IPの追加や付け替えが必要であれば、AWSのLightsailのほうが、GMOのクラウドサービスよりお得に実行可能であるということです。

まとめ

ちょっと前までのAWSサービスはほとんどが日本語化されておらずしかも設定が多岐にわたるので本当に壁が高く、SSH接続の段階で断念される方がたくさんいました。
しかし、今は、日本語文献も増え、また重要なサービス部分から公式も日本語化されてきていて、サーバーを構築して公開するところくらいまでならなんとか構築できます。
そのうえで、構築、削除がかなり容易なLightsailは、一時的にテストサーバーを構築して終わったら削除なども簡単にできますのでおススメしたいサービスの一つとなりました。

長期的に運営していく必要のあるサービスをAWSに切り替えてみませんか?

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