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Linux備忘録~パッケージのアップデートをしたらおかしくなったとき古いバージョンに戻す方法~yum

CentOSなど、yumでパッケージ管理をしているLinuxで、最新のパッケージにアップデートしたら思ったような動作をしなくなってしまって、前のバージョンに戻したいときのダウングレード方法です。

アップデートは簡単でyum updateで容易にできてしまいますが、一旦上げてしまったパッケージはどうやってバージョンを落とせるのか?というので引っかかりました。

パッケージのアップデートについては、セキュリティアップデートが多いので、ほとんどの場合最新版にするのが正しいのですが、その周辺のソフトがどうさしなくなってしまうなんていうこともけっこうあります。
いずれアップデートするにしてもいまアップデートしてしまうと、あれが動かない、これがダメになった。。。こういうケースが多々あります。

PleskのGrafanaで頻繁に発生

私が利用しているコントロールパネルはPleskです。
PleskでサーバーリソースをMonitoringできるのですが、Pleskが作成したインターフェースと、Grafanaのバージョンが一致しないと見れなくなるケースが多々あります。
その際には、GrafanaをMonitoringで閲覧可能なバージョンに落としてやる必要が出てくる場合があります。

yumでダウングレード

yum downgrade パッケージ名

このコマンドで、現在インストールされている1つ前のバージョンにダウングレードすることが可能です。
なので、2つ前に戻したければ2回このコマンドを叩くことで2つ前に落とすことができます。
詳細バージョンを指定してダウングレードする際にはパッケージ名の下に詳細バージョンを入れてやればいいのですが、詳細バージョンがわからない場合は1コマンドで1ダウングレードしてやるとよいでしょう。

いずれアップデートすることをお忘れなく

大事なのはアップデートが出ているということは何かしら旧バージョンには問題があって出ています。
なので、いずれはアップデートされることが大事です。
古いままで使っているのは脆弱性を残したままである可能性があります。

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