サーバー

CentOS8からAlmaLinux~Plesk導入~

サイトが突然動かなくなった。。。

昨日のことです。
ちょっといろいろいじったこともあったのでマシンの再起動を行いました。

そうしたところ、MySQL(MariaDB)が起動しなくなりました。

原因不明の起動不能

大体このパターンはLockファイルが残っているため見た目上起動しているのでってことで本当に起動しないパターン。
その場合はLockファイルを削除してやればすぐ立ち上がります。
が、立ち上がらない

プロセスを確認すると。。。

プロセスを確認すると、mysqldのプロセスはあるにはある。。。
しかしながら普段ならついているはずのオプションやパスがプロセスを見ても消えている。。。
ただ、デーモンが立ち上がっただけでDBデータが入っているパスの指定もなくなっているので、DBがありませんになる。。。

設定ファイルのタイムスタンプ

1か月くらい前に、ファイルを更新したタイムスタンプが残っていました。
恐らくアップデートがかかって、その際に設定ファイルを多少いじられたものと想定されます。
そう言われれば、1か月ほど前から、メモリを以上に食うようになっていて、おそらくそれらが原因のようで。。。

Pleskも動かない!

Pleskは、MySQLでデータを管理しているコントロールパネルのため、MySQLが起動しないことにはどうやってもPleskが動きません。
ようは、中のデータを今から何かしようにも、使えるのはSSH、FTP、メールのプロトコルです。
ようは、最悪データの引っ越しはできないことはないですが、DBはdumpを取れない状態です。

バックアップ!

やはり大事になってくるのはバックアップです。

ネイルブログ HP再生請負人~Vol.7 – やらかしちゃった。。。サーバーを解約してしまった!!!復旧までの道のり~

今回も幸いにもすべてのデータに対してバックアップを取得しておりましたので、別サーバーで復元はそれほど難しくはありません。

よって、新しくサーバーを建ててそちらで復元することにします。

AWS-LightSailでIPも引き継ぎ!

今回のサーバーはLightSailです。
なので、IPも、引き継げるため、復元してしまえばDNSの変更等も必要なく稼働させることができる予定です。

CentOS8

幸いにも、LightSail内にCentOS8が選択できるようになっていましたので、今からCentOS7を入れるのもちょっと。。。と思っていましたのでCentOS8をチョイスしました。
このままではアップデートができないので、CentOS8をいれて、AlmaLinuxかRockyにコンバートしてPleskを入れる流れを作りたいと思います。
もともと、Almaは、以前にノートPCなのでいろいろテストをしていたので、今回はAlmaLinuxを採用することにします。

yum(dnf)がもう動かない!!

CentOS8で、マシンを構築するのはたやすいのですが、アップデートをしようにも、すでにリポジトリが終了しています。
なので、どこか別のミラーサーバーを指定してアップデートをまず行います。
AlmaLinuxのコンバートツールを動かすにはちょっとバージョンが古すぎるようです。

アップデート後AlmaLinuxのコンバート。アップデートさえできていれば、難なくコンバートできます。
これによってCentOS8から、AlmaLinuxへと変貌しました。

Plesk

現在のPleskは、AlmaLinuxにもRockyにも対応しているので、ここから先は、Pleskのインストーラーでインストールコマンドを叩くのみです。
数分後にはインストール完了。
壊れたサーバーで使っていたライセンスを新しいサーバーに付け替えます。
これにて、Pleskが動いているサーバーの構築完了です。
ここまでに掛かった時間は約30分です

バックアップから復元

Pleskでバックアップを取ってあるのであれば難なく、Pleskで復元ができます。
メールアカウント、メールデータに至るまでほぼパーフェクトに復元できます。

今回、本当に幸いにも直近のバックアップデータがあったのでほとんどのデータをロスすることなく復元できました。
しいて言えば数時間分のメールデータ(100%SPAMしかないタイミングでしたがw)を焼失した程度で済みました。

バックアップは大事です!

やはり、バックアップを定期的に取得すること以上の対策はないなと感じました。
例えばですが、ブログサイトが乗っ取られてしまった。。。
という時に、私たちはその現在のブログサイトはシステムごと一度破棄して作り直してくれと言います。
なによりもバックドアを仕掛けられていた場合、それを完全に排除するのは難しいので一度データをすべて消すのがベストだからです。
当然ですが、ほとんどの方は嫌がります。

しかしながら、これについても、バックアップデータが存在し、乗っ取られる直前までに戻すことができれば、そこからパスワードの変更や、セキュリティ対策を講じて、乗っ取られないようにしながら復元することが可能になります。

結局はバックアップがあればそれほど難しく考える必要もないのに。。。というケースが圧倒的に多いのです。
これは、WEBサイトのことだけに限ったことではありません。
たとえば、写真データや、Excelやワードのファイルなどもそうです。
定期的にバックアップを取って二重化しておくことでトラブルが起きたときにバックアップから復元ができます。

Return Top