面白い話

少年時代のあそび~ラジコン~

息子、小学校4年生。
ベイブレードの何とかキットが欲しいと、自分の小遣いを引っ張り出してきて買おうとする息子。
【本当に要るの?ちゃんと考えて買いなさい】と、母と祖母。
なんというか、僕はベイブレードのことを細かく知らないですが<<たぶんそれは絶対にいるんだ>>と、思っていましたw
息子はと~ちゃんが一番文句言うと思っていたようで面食らってましたが、男には絶対に引けない時があるんだぞと。
息子に男の生き様を背中で見せた気になっていますwww

自分が小4の時、どうだったかなぁと思って思い出してみました。

僕が小4というのは、もうかなり大昔。
F1では、若いアイルトンセナがネルソンピケやナイジェルマンセル、アランプロストに向かっていく時代。
日本はバブル絶頂期でしょうか。

そんな時代ですが、僕はラジコンにあこがれを持っていました。

ちょうどその頃は、タミヤがブーメラン・ホットショットあたりを発売開始した頃でしょうか。
高級モデルとして由良拓也さんっていう空力デザイナーがボディを作ったというビッグウィッグが登場したころでしょうか。
ヴィッグウィッグは確か当時キットが5万円とかっていう、小学生じゃても出せないような価格だったきがしますw

ビッグウィッグ(2017復刻版)-タミヤ

当時のラジコンにはドライバーフィギュアがついてるのが普通でしたよねw

小学校4年生の僕は真っ赤なボディのホットショットに一目ぼれ。
前輪が独立ダンパーではなく、横置き1本が妙に格好良く映っていました。

同様にブーメラン

たぶん、ブーメランの方が上位モデルでホットショットは入門モデルなのかな。。。ちょっとわかんないw
けど、なぜか4WDにあこがれがありましたね。

でも、まだ小4の僕には遠く手が出せるおもちゃではなく…もう少しお預けでした。
小4は、ちょうど初めてミニ四駆というのが登場して、ホットショットのミニ四駆を買ったのを覚えています。
もう一つ、ワイルドウィリスのミニ四駆もあった気がします。

当時はオンロードのコースで早さを競うおもちゃというより、タミヤのラジコン(特に4WD)をデフォルメし小型化したモーター付きおもちゃで、初めて買ったホットショットのミニ四駆を幼稚園のの砂場で走らせて遊んだものです。
しかし、ミニ四駆で遊べば遊ぶほどどんどんラジコンが欲しくなっていったのも鮮明に覚えています。タミヤのビジネスはすごいですねw

ミニ四駆はミニ四駆でミニ四駆のレースを開催していくことでとんでもないフィールドになっていきます。
たぶん今の時代のベイブレードよりすごいんじゃないでしょうか。
たまたま、私の地元にタミヤ公式のミニ四駆大会であるジャパンカップというのが開催されることになり出場しました。ミニ四ファイターでしたっけ、握手してもらったのを覚えています。
また、同時にラジコンの公式大会も地元に来ることになって掛け持ちでレースに出場したのを覚えています。

そんな私が初めて手に入れたラジコンは

サンダーショットです。

同級生で最初にラジコンを買った子がまずホーネットを買いました。

どうしても4WDにこだわりたい僕は、当時コロコロコミックで連載されていたラジコンボーイに出てきたサンダードラゴン。
これが、RC化される!ということで、サンダードラゴンを買うことに決めていました。

しかし、サンダードラゴンを幼馴染が先に買ってしまいましてw
同じボディじゃ面白くないので、私はサンダーショットへと向かいました。

当時は小学校5年生の正月。ようは、4月にから少6という11歳で、お年玉のすべてをつぎ込んで買いましたw
当時RCマガジンだったかな。。。
RCマガジンの中に広告で乗ってたRCショップですね。ここに電話して通販で買いました。
地元はど田舎の地方都市なので、RCショップは1つか2つ。そして定価販売ですので、お年玉ではキットくらいしか買えませんでした。。。
しかし、通販業者なら、セットで買うと、キット代金で、安物ではありますがプロポとバッテリー(ノンブランドですが)がつく!
今のようなインターネットなどという技術はまだなく、たぶんNASAかペンタゴンでTCP/IPというものが発明されたくらいの時代ではないかと思いますがw
そんな時代ですから、通販で物を買うというのは、ばーちゃんがテレビショッピングで入れ歯の洗浄剤を買うくらいのもんですし、当時宅配便なんて、年末に母方のおばーちゃんが新巻鮭を送ってくるくらいしか家に来ることはない時代です。
まず電話して注文するのも大変緊張しましたし、母・父ともに、【大丈夫なのか?】と、毎日言ってました。
また、そんな時代ですからね。
注文してから届くまでに、大体2週間~1か月かかります。
確か3週間くらいかかった気がします。
待てど暮らせど届かないんですよね。
届いて開封して本物のサンダーショットが入っていたときは感動したのを今でも覚えています。

この種のラジコンは、キットですから。
ようは、届いてから組み立てて初めてRCになります。
始めてRCを作ったこのサンダーショットは完成するまでに3日くらいかかったのを覚えています。
今になって思えば30分くらいで組み立てられる気もするのですが、なにせ初めてだったので、オイルダンパーにシールワッシャー一つ入れるのにも手間取ってましたし、
タイヤ一つくみ上げるたびに、<<おぉお!かっこえぇ!!>>てなもんでしたw

で、約1週間後。完成します。
ボディは残念なことに、コクピットの窓の部分にマスキングテープを張らずに白の塗料をぶちまけたので、クリアではなく、中のドライバーフィギュアが見えませんw
悔しくて、上から黒い塗料で窓っぽく仕上げました。
今思えばシンナーか母親のマニキュア除光液で塗料を落とせばいいだけなんですが、小5じゃそんな知恵も無かったですね。

そして、初めてのスイッチオン。
プロポに単三電池が8本もいるんですねw
当時僕の弟は4つ下なので小1です。
サンタにもらったという、本当の意味でのおもちゃのRCで戦いを挑んできますw
あんなもんに負けるかチュー感じですねw
なにせプロポに単三電池8本ですからねw
当時スーパーで単三マンガン電池4本で200円。ナショナルの赤で200円、黒で250円くらいでしたかね。
そんな時代に、プロポ、送信機だけで8本ですからね。衝撃的ですよね。
次は高いけど、高いのわかっているけど、ニッカド電池を8本と、8本同時に充電できる充電器を買わなきゃなと思ったのを覚えています。
そして、RC側のバッテリー。
なんかよくわかりませんが単3とかそういうやつじゃないんですね。
なんかごっついハーネスがついてます。
タミヤはバッテリー側がオスでしたよね。
京商は逆でメスでしたっけ。
まあ、あんなの作り直せばどうとでもなる。。。と言えるのは今だからで、当時は何も知らないガキですからね
バッテリーセルが1.2Vで、6個ついて7.2V。当時の公式レースでは7.2Vを使うのがルールみたいなのになってた気がします。
セットについてたバッテリーが1本。
空から満充電するのに約12時間の遅い充電器。
で、実際RCにつけて走らせると約8~10分でバッテリーが切れる。

なんともまー。。。
RCって、燃料食うんですよ。
プロポのバッテリーもですけど、RCのバッテリーも何本か買わなきゃ。。。ってことになりますね。
で、当時は初めてなんでまだまだモータースロットルもサーボで動かすアンプがないタイプです。タミヤ特有のヒートシンクがやけどするほど熱くなる。

理科の先生だったかに教えてもらったのを思い出しました。

今私たちが乗ってる車はね、ガソリンで動いてるけど、走るっていう力をガソリンを燃やすことで得てエンジンが回って車が動くんだけど、ガソリンを燃やすことで出てくるエネルギーのほんの一部しか使えてないのね。
漏らすエネルギーは音や熱になって逃げてるの。
だから車はブオーンって音を出してるし、エンジンが熱くなるのね。
っていってたな。。。

このヒートシンクがちんちんになってるのを見ると、モーターもエネルギーをロスしてるんだな。と、理科を復習できたりしてた。

ここから僕のRCライフは加速していきます。

貰った小遣いは基本てきにRCのパーツに。
まずはスロットルはサーボではなく無限段階制御可能なアンプ(スピードコントローラー)。
タミヤは受信機一体型のアンプを出してるけど、最大放流アンペアが小さいので、ヨコモのが欲しいけど高い。。。
みたいなのをよく検討してたな。

次はオイルダンパー
アルミ削り出しのが欲しいけど高い。
だから、まずはタミヤの純正のダンパーを買ってきて、前の横1本を独立サスに。これをやるとサンダーショットがスーパーショットになるんだよね。

その次は駆動部ボールベアリング化。
スーパーショットはすこしおたかいけど、最初からオールベアリングで4輪独立サスなんだよね。なるほど。そういうことね。
と、RCは、車と同じで、どこまで言ってもゴールがないw
やり始めたら、シャシーのカーボン化とか、各シャフトのチタン化とかいろいろある。
また、タミヤのサンダーショットの筐体は、人気モデルだったらしく強化パーツもほかの筐体よりたくさんあって。チューニングは楽しかったな。
だいたい、シャシーをカーボン化した時点で、ベースのキットから使ってるパーツがギアくらいしかないという事実wほどなくそのギアもアルミ削り出しとか、にしちゃうのでその時点でキットから使ってるのはタイヤのボルトだけみたいなw。

当時、ちょうど、RCバギーにスポンジタイヤを吐かせてオンロードで走らせるみたいなのがはやり始めて、このサンダーショットにも、スポンジ吐かせてシャコタンにして、モーターもパワーより回転数の上がるヨコモのモーターを入れたりして楽しんだな。

しかし、そこまでやり始めると、4WDって、重いよな。。。ってことに気付き始める。
オフロードなら、悪路走行なので、4WDであるメリットをふんだんにいかかせるが、舗装されたアスファルトを走るときは、頭文字Dみたいに峠を走るわけでもない俺のRCは4WDであるメリットはあまりないことに気付き始める。むしろ重くてスピード落としてるだけじゃないのかと。。。

つぎに手を出したのが、F1のRCでした。

当時はセナがマクラーレン・ホンダでチャンピオンになったり、プロストと喧嘩して鈴鹿で1コーナーで事故って終わったりという時代です
日本人ではロータス・ホンダ、真っ黄色のキャメルロータスで中島悟さんが日本人初のF1フル参戦を果たした時代です。
それを記念してかどうかはわかりませんが、タミヤからはロータスホンダのRCがありました。
大して高いわけでもないんですが、ちょっと大人が手を出すRCみたいなイメージがあってなかなか手を出せませんでした。
あるとき友人が、リアウィングのステーを壊したF1があるんだけど、欲しかったら上げるよ。と。
なんと有り難いw
もちろんいただきました。

リアウィングのステーは無理に力がかかったのか固定する穴が完全に破壊されていて、ウィングはセロテープで固定。
しかし、走らせると走らせた瞬間の勢いで取れてしまう。w
これは、しっかり治さないとだめだな。

しかし、RCくらいのサイズごときでリアウィングなんて飾り程度だろ?
と、おもって、走らせてみた。ら。。。。

リアウィングがないと、リア、駆動部が暴れてしまって制御不能になるんですよ。
あんな小さな躯体でも、ウィングがあるかないかでダウンフォースの発生量が全然違うんですね。感動しました。

リアステーマウント用の部品を取り寄せて交換。ウィングが装着できるようになりました。

このF1 RCは、マジでシンプルで、デフギアに直接モーターを設置。
デフギアは直接リアタイヤに直結なので、モーターの力がそのままタイヤに伝わるような感じ。
モーターに取り付けるギアのギア比でパワーかスピードか調整する感じ。
オンロードモデルなので、ダンパーは1本。リアに1個だけ。
フロントはただのバネ。ばねの硬さが何種類かあって、だんぴーな場合は柔らか目みたいな。
すごくシンプルな作りなので、その分スピードがありました。

おっと、今日は帰宅の時間ですね。

続きはまた後日。

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