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【ネタバレ注意!】シン・エヴァンゲリオンラストウィークを見に行ってきました~小冊子を見て~

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シン・エヴァンゲリオン劇場版も劇場公開がそろそろ終わりに近づいているようです。
少し変更されたところがあるということと、36Pの小冊子が配られるということで2回目の観賞をしてきました。

シン・エヴァラストウィーク、変更点は…

まったくわかりませんでしたw
どこが違ったのか。。。全然わかりませんでした。

しかし、ストーリー的な部分の理解が深まった

2度目の観賞ということで、所見とは違って落ち着いて、ポイントポイントをじっくり観ることができた気がします。
そんな中でなるほど。。。と思ったことをいくつか紹介したいと思います。

アダムス

新劇場版エヴァと、TV/旧劇場版エヴァとの大きな違いの一つがアダムスかなと思います。
旧劇場版ではアダムであり、第一番目の使徒がアダムという設定でした。
TV版で、卵の状態まで還され、ゲンドウの手に埋めこんでいるのがアダムという設定でした。
要はゲンドウは自分にアダムを取り込み、リリスの魂が宿るレイと同化してインパクトを起こそうとしたと考えるのが妥当でしょうか。それがTV版でした。

新劇場版ではアダムはアダムスとなりました。複数形になりました。
セカンドインパクトの時にアダムスと思われる影が4体分。
結局その4体というのがアダムスだろうと思われます。

このアダムス、旧版のアダムは魂と器がどうなっているのかは語られぬままゲンドウの体内に取り込まれたようで、そのゲンドウとレイをもってサードインパクトを起こすというような流れだったと思います。しかしながら、レイ自身がゲンドウを拒否し、おそらくシンジが乗る初号機とインパクトを起こそうとするという流れなのかなと思います。
新劇場版はアダムスは4体いるようです。
で、新劇場版では魂と器というものにしっかり分けられていて、おそらくアダムスの魂はヴンダーをはじめとする戦艦4隻の主機・動力として使われていて、体というかその器はエヴァの期待として利用されているようです。

ただし、カヲルが始まりと終わりは同じとか、1番目の使徒から13番目に落とされたという発言から、カヲル自身の魂がアダムスである可能性が高く、それと対をなすことになるのが初号機・シンジなのかなと考えられ、第13号機がデュアルエントリーであるのは、そのシンジとカヲルの魂を同化させるために必要だったのではないかと思われます。

また、器は複製が可能なようで、その複製技術を使って作られているものの中に、綾波シリーズや式波シリーズと言われるいわゆるクローン体に使われているようです。
アダムスの器と言われるエヴァはお、そらくMarkシリーズで、Mark09は、いわゆる黒波と言われるレイが座上する0号機にそっくりな機体です。
劇場版Qの時点でマリはMark09のことをアダムスの器か?と言っていて、その時点では何のことか全くわからなかったのですが、要はアダムスの体であるということなのでしょう。
で、シン・エヴァでは、Mark09の改良・量産型らしい頭にしゃれこうべを乗せた機体が登場してきます。また、Mark10、11、12という機体が登場します。
Markシリーズはこの4種類で、どうやらこのエヴァたちは機体がアダムス(の器)のようです。
もう粒になるほどたくさん登場してきますから、おそらくこれらは量産が可能、複製が可能なんでしょう。
ただし、魂は1つ。
そう言えばこんな話はTV版からありましたよね。器はどれだけでも作れるけど魂は1つしかないみたいな。

カヲル

カヲルは旧版から何かが変わったとかはなさそうでしたが、位置づけとその存在は何なのかというのは少しクリアになったと思います。
まず、カヲルはレイについをなすように、ゲンドウのクローンというか。レイがユイのクローン(器だけなのだろうけど)であればゲンドウのクローンだって作れるはず。
多分そんな設計図で作られているのではないかと思います。
その理由として、シン・エヴァ最終盤。駅で大人になったらしいカヲルとレイが駅のホームで楽し気に会話をしている、まさに彼氏・彼女のように。
これは、そのままでしょう。そして、ラストウィークに36Pにも及ぶ冊子が配布されその中の絵に1つ、レイのような女性とカヲルのような男性がシンジの幼少期のような子供を抱えて歩いている絵があります。
たぶんそういうことなのでしょう。

そして、カヲルのエヴァ内での立ち位置です。
どうやらエヴァの世界で記憶を引き継いだまま次の世界に来ているのがカヲルだけのようです。
円環という言葉で語っていましたが、要はTV版や漫画、旧劇場版などの記憶もありながら新劇場版に登場する人物というところのようです。
月に並んでいた棺はおそらくカオルの器なのではないかと思います。そこに、記憶の継続性があったまま次の器に魂が宿り、またセカンドインパクト後の世界を繰り返している。
そんな世界観なのかなと思います。
なので、カヲルは【今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ】とか、【また三番目とは】とか、前作を知っているからこそ言えるような発言も見て取れました。

ゲンドウのクローンではないかという説についても、加地リョウジが精神世界のような場所で渚司令と言っているシーンがあります。
あのシーンは深いですね。
現実にユーロネルフの司令官だった可能性も大いにありますが、カヲルがもしゲンドウのクローンであり、それをカヲル自身も知っていて理解し納得しているのなら、それらを知る加地リョウジが、ゲンドウというオリジナルを通してカヲルのことを司令と呼んでもおかしくありませんよね。ちなみに加地はゲンドウのことを碇司令と呼び続けています。カヲルがそろそろカヲルと読んてもらってもいいんじゃないかみたいなことを言ったときにまだ早いみたいに切り返していますよね。
そこを見ても、遠くには碇ゲンドウを見ていたのかなと思った次第です。

マリ

旧版では登場しなかった人物で最も重要な真希波・マリ・イラストリアス。
人物自体は漫画版の外伝で登場するそうです。
なので、突然出てきたわけではありませんが、と言っても突然ですよねw
破から登場しているとはいえ、その人物の成り立ちやどんな関係性とか全く語られずですし、破では加地とシンジ以外の人間と会話しているシーンもほとんどありません。
Qになると突如ヴィレメンバーと一緒になっているし、アスカのことを姫と称してかなりなれなれしい感じです。

そんなマリですがマリは漫画に出てきた、ゲンドウやユイの後輩のマリで間違いがないでしょう。
こちらも小冊子の絵で、ゲンドウとユイがシンジをあやしている横でカラオケを歌おうとしているマリが描かれています。歌が好きで、その時代の歌が好きという設定なのでしょうね。
だから、エヴァに乗っているときに昭和の歌謡曲を歌っているという設定なのでしょう。

マリについてはエヴァの呪縛でその当時の年齢のままの体になっているという想定と、マリも真希波という名前からしてシリーズの可能性もあります。
体(器)自体はどっちでも可能性はありますが魂は一つでその中での記憶の継続性はありそうだということになるでしょう。
マリは、飛び級で大学に入った設定になっていて、16歳の設定だったと思います。
だからその時点でユイの作るエヴァあたりにテスト搭乗をしていれば、エヴァの呪縛を受けてしまっていても何らおかしくありませんね。
また、マリ自身も、シン・エヴァで、リリンの近づけるどうのこうのという発言からしても、マリ自身もすでに人間の形をした人外になってしまっているようです。

小冊子について

ラストウィークということで100万部ほど、小冊子が配布されました。
それが欲しくて2回目の観賞に行ったと言ってもいいくらいかもしれませんw

漫画

おそらくマリの補完も込めて漫画を入れたんだと思います。
マリは漫画で登場する人物ってことで、その漫画を映画鑑賞のおまけに付けることで漫画版も絡んでますっていう示唆に見えました。
で、中身ですが、この中身はUS作戦前夜を描いたシーンになっています。

なぜアスカがぼろぼろのプラグスーツになったのかなどが語られます。

ただそれで改めて気になったのは、アスカは3号機に搭乗して使徒に取り込まれてしまって、結果左目に使途を封印していることになっています。
このぼろぼろのプラグスーツは2号機用のスーツで、その3号機に搭乗した時はスケスケのテスト用プラグスーツでした。その後は封印柱に囲まれた医療用設備の中で意識も戻らず幽閉されています。
いつの間にか抜け出すことになっていますが、少なくとも本編でシンジと接触はしていません。
なので、いったいどこでこのプラグスーツはぼろぼろになったのか、というのが1つ。
また、漫画では、シンジは、アスカが来たら喜ぶはずだとマリが奨めるから、奪還作戦の最前線に立つことを決意し、このプラグスーツに着替えます。
ということは、あのぼろぼろのスーツはシンジとの思い出の一つということになりますが、新劇場版でボロボロになるスーツをシンジと一緒に、、、というシーンは一切ありません。
なので、いったいどこから出てきたのか全くもって不明です。

アスカに関しては2つ考えられます。

旧劇場版説

カヲルはおそらく円環の中で前世の記憶を引き継いでいるようだと先ほどかきました。
アスカももしかしたらある程度の記憶を引き継いでいる可能性があると思います。
カヲルはおそらくほぼ100%、シンジを幸せへの導き方がわからなくて毎回失敗しているような設定だと思うのですが、アスカは一部だけ記憶が残っているという可能性が高い気がします。
エヴァ搭乗時の記憶だけは前世からも引き継いでいるとか、旧劇場版のラストシーン前後や、量産型エヴァに食われたくあたりからの記憶だけを引き継いでいるとか。そうであればあのプラグスーツはどこからか出てきた旧劇場版時代のプラグスーツという可能性です。
なにせ、魂がエントリープラグに溶け込んでしまって、サルベージした際には、SDATも復元できる世界ですから、前世のプラグスーツが復元されてもおかしくないでしょう。
そして、もしかしたら我々は同じことを繰り返す円環の世界に生きていて、前世ではこんなことがあったのじゃないかと解析できる赤木リツコがいるというものなら納得できないこともありません。

空白の14年で何かがあった説

私は前の説の方が有力だと思っていますが、新劇場版で語られていない空白の14年の中で何かがあった可能性です。でもその際には、シンジは意識があり、アスカと行動し何かしらの結果プラグスーツがぼろぼろになってそれをシンジが見ていないといけません。
Qやシン・エヴァで周りの人が語っている限りではシンジは破の最後のニアサード後、エントリープラグのLCLの中に魂を溶かしてしまった状態で宇宙空間に打ち上げられている設定のように見えます。少なくともシンジの記憶、意識があった状態が14年のうちにあったとは思えません。

もし、あるとしたらこの空白の14年こそ、円環があった期間で、その14年が実は旧版のセカンドインパクトから旧劇場版のサードインパクトまでであり、アスカはその旧版にも登場するアスカという可能性でしょうか。
ちょっと無理がある気もしますね。
しかし、空白期間が14年というのはいろんな意味がありそうですよね。
一応、旧劇場版で言えば2015年前後のお話となっていて、セカンドインパクトは2000年だったか2001年だったか。14~15年というのはその間の期間と符合します。
おそらくカヲルが言う円環はこの14~15年をループしているのだと思われますので、妙に符合します。

このどちらにしても、アスカは旧劇場版を経ていないと、ぼろぼろのプラグスーツを着てシンジに会いに行くという思考にはならないのでどこかで旧劇場版の記憶を引っ提げて搭乗するということなんだと思います。

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